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吹浦忠正著「世界の国旗図鑑」の感想文を書いてみる

Fukiura

世界の国旗図鑑

内容(「BOOK」データベースより)
国旗の秘密と最新データ、大会競技種目もひと目でわかる!208カ国の国旗を網羅!

 小学校高学年の男子あるあるシリーズ、「兆より大きい単位を言えるヤツ」「昔のお札にやたら詳しいヤツ」「江戸幕府の将軍全員言えるヤツ」「沿線の鉄道駅順番に全部言えるヤツ」などと一緒にいるのが「世界の国旗をやたら知ってるヤツ」
 僕もその一人だった訳だけど、「世界の国旗をやたら知ってるヤツ」 界隈にとって、大学時代にその特技(?)をオリンピックで活かし、それがドラマ化され、そのドラマの国旗考証をするだけでなく、自身をイケメン俳優が演じ、「(おそらく史上初の)大河ドラマに登場した存命人物」となった吹浦忠正氏は偉大な人物である。

  吹浦さんの国旗の本は過去のものも読んだことがあるんだけど、その時はあんまりハマらなかった。
その本はハマらなかったのに、今回の本は楽しめた理由、そして、僕が「国旗について語る」ときに求めているもの、は以下の通りなのかなぁ。

  1. 情報が新しい
     以前僕が読んだ吹浦さんの本は2003年(16年半前!!)のもの。著書で吹浦さんも述べているように、世界の国々の国旗はけっこうコロコロ変わる。むしろマイナーチェンジを除けばまっっったく変わっていない日本の方が珍しい。
     まあ、僕も全然なんだけど、国旗(というか世界の国)の情報のアップデートが追い付いていない人は多くて、「リビアの国旗は今は緑一色じゃない」とか「スワジランドが今はエスワティニー」とか「モーリタニアの国旗には今は上下に赤い帯が入る」とか「ルワンダの国旗は今はRの文字が入っていない」とか知らない人がザラである。いやそもそもリビアもスワジランドもモーリタニアもルワンダも存在自体知らない人の方が多いんだろうけど、中途半端に知ってるくせに…という人が多い。コートジボワールが象牙海岸共和国のままで止まってる人もいたな。
     まあ、国旗好きを標榜する以上、最新情報を入れていきたいですよね~。という話です。ただ、その場合、本という媒体は非常に相性が悪いけどね。
  2. 1つ1つの国旗について紹介している
     容量の問題等もあるが、国旗専門の本でないと「世界のおもな国旗一覧」となってしまいがちだが、「世界の国旗図鑑」は1ページにつき1国の国旗を紹介している。これがいい。「江戸幕府の将軍全員言えるヤツ」 にとっては7代将軍徳川家継も8代将軍徳川吉宗も同じ一将軍。平等であるように、「世界の国旗をやたら知ってるヤツ」 界隈にとって、日本国旗もフランス国旗もネパール国旗もバルバドス国旗も全て平等なのである。
     本書では、台湾・香港・マカオ・クック諸島・グアム等々国ではない地域の旗も紹介されている。個人的には香港・マカオ・クック諸島が収録されているのは嬉しい。ただ、ニウエとバチカン市国が収録されていない!!ニウエはともかくバチカンが収録されていない理由は謎。「国連が国と認めていないなら収録しない」なら台湾も収録されないはずだし、「日本が国と認めていないなら収録しない」なら北朝鮮も収録されないはずだ(台湾もだね)。
  3. 全ての国旗(国)にリスペクトを持っている
     まあ、国旗をdisるのは良いことだとは思わないけど、「世界の国旗をやたら知ってるヤツ」 界隈にも、「緑が多いw」や「赤ってだいたい『独立の為に流された血』だよなwww」みたく、各国のカラーリングや由来を嗤うような人が多い。
     吹浦さんはそんなことはもちろんないので安心して読むことができる。吹浦さん(っていうか国旗界隈)の国旗へのリスペクトっぷりは本書の北朝鮮のページを読めば分かるかと思うので読んで欲しい。

と、いうことで、国旗好きの国旗好きによる国旗好きのための本だと思うので、かつて「世界の国旗をやたら知ってるヤツ」 だった諸兄らは情報のアップデートの為にも購入をオススメする。一応オリンピックに先駆けての本らしいが、オリンピックを経て「世界の国旗をやたら知ってるヤツ」の第一歩を踏み出す子らがこの本を手に入れたら、相当”強い”だろうなぁ~。うらやましい。

以下、この本を読んで知った国旗トリビア

  • インドネシアとモナコの国旗が縦横比を揃えると全く同じ国旗になることは有名だけど、先に今の国旗になったのはモナコ。インドネシアが国旗を制定した際に、モナコは抗議したらしい。
  • パラグアイの国旗は中央に紋章があるのだが、裏と表で紋章が違う。1964東京五輪時は紋章部分だけ縫い付けたらしい。2020東京五輪ではなんか特殊な作り方をするらしい。
  • サウジアラビアの国旗は文字が書かれているので、裏から見ると鏡文字になってしまう。その対策として2枚のサウジアラビアの国旗を貼り付けて両方から読めるようにするらしい。また、サウジアラビアの国旗は弔意があっても半期にしてはいけないらしい。
  • ケニアの国旗は縦掲揚してはいけない。
  • 北ローデシア→ザンビアの独立エピソードは本書でも「いだてん」という作品名付きで紹介されている。
  • 「いだてん」での吹浦青年登場回では、台湾国旗を逆さまに掲揚したエピソードが紹介されていたが、吹浦さんはその後、日本政府がイギリス国旗を逆さまに掲揚していたのを指摘している。

 

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