プロフィール

« 静岡県民、新東名のこと第二東名って呼びすぎ問題 | トップページ | 2018年シーズンのアスルクラロ沼津の選手を1人1人振り返るGK・DF編 »

なんでオッサンオバサンたちはkcalのことを「カロリー」っていうの?

 キログラム原器、すなわち1kgの基準が変わるということで世間が若干賑わっておりますが、twitterなどを見ていると「『重さ』と『質量』の違いが分かってない!」とか「単位の『由来』と『定義』が混同してないか?」と、"文系記者"に怒ったり呆れていたりする理系の方々が見受けられます。
 まあ僕も一応理系学生やらせてもらっていたので、世間の単位の取り扱いの適当さに困惑してしまうことはありました。っていうか困惑している同級生たちを多く見てきました。
 その中の一つが「食事の熱量はkcal(キロカロリー)なのに、世間っていうかオッサンオバサンたちは『カロリー』と言うのか?」というものです。加えていうと、cm(センチメートル)→センチ、km/h→キロ、kg(キログラム)→キロっていうなら、キロカロリーもキロって言うべきじゃん?というものもあります。
 しかし、オッサンオバサンたちがkcalのことをカロリーと言うのは、キログラム→キロとは違う由来があったんですよというお話。
Seikatsusyukan_highcalorie

今のカロリーと昔のカロリーは違う!
 現在のカロリーの由来は「水1gの温度を1℃上げる熱量」です。が、その前の由来は「水1kgの温度を1℃上げる熱量」となっています。すなわち、由来が変わっています。今の1000カロリー=1キロカロリーが昔の1カロリーになっています。
 さらに、現在のカロリーの表記は"cal"ですが、昔の由来の方のカロリー(大カロリーと言います)は"Cal"と表記します(頭のCが大文字)。つまり、1kcal=1Cal。
 日本で食品の熱量の表示がkcalに統一されたのは1999年10月以降のことのようなので、オッサンオバサンたちが昔使われていた単位のCalで言ってしまうのでしょう。

まとめ
 オッサンオバサンは200kcalのことを「200カロリー」というが、その"カロリー"はkcalのキロを取った"カロリー"ではなく、Calのほうの"カロリー"。

ところでいつまで日本はカロリー使うの?
 ところで熱量というとJ(ジュール)という単位があります。っていうかSI単位系的にはジュールの方が基本です。↑で「カロリーの由来は~」と書きましたが、現在のカロリーの定義は1cal=4.184Jであり、ジュールの定義は「1ニュートンの力がその力の方向に物体を1メートル動かすときの仕事」となります。すなわち「ジュールだけ知っとけばカロリーなんていらないじゃ~ん!」ということです。これも理系の嘆きの一つ「なぜSI単位系外の単位を使おうとする!?」ですね。
 一応世界的に(日本も)最終的には完全ジュール表記にするように移行していっているらしいですが、海外製品(僕が見たのは韓国と豪州のおみやげ)には今現在カロリーとジュールが併記されているので、それらと比べると日本は遅れていると言わざるを得ません。
 そういうこと言うと、理系の方々が「文系に支配された国ニッポン!!」みたいに嘆くんですけど、その僕がもらったおみやげだと、「100.0kcal 418.4J」とジュール側のkが抜けていたので案外大概なのかな~という感じでした。

« 静岡県民、新東名のこと第二東名って呼びすぎ問題 | トップページ | 2018年シーズンのアスルクラロ沼津の選手を1人1人振り返るGK・DF編 »

生活」カテゴリの記事

Twitter

  • 主に更新情報を呟いています
無料ブログはココログ