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星新一のショートショートのショートショートな感想を書いていく

 星新一のショートショートが好きな人は多いのではないでしょうか?僕も兄が図書館から借りてきた「未来いそっぷ」を読ませてもらったのがきっかけでハマりました。中学の図書室に星新一のショートショートが入荷されたときは嬉しかったなぁ。さらには一時期「やる夫で星新一シリーズ」が流行りましたよね。そして最近は古本を買い漁っております。
 と、いうことで、印象深い星新一のショートショートの感想を書いていきます。長々書くのは苦手なので、ショートショートな感想文(っていうか一言コメント)を。

※※※以下、重大なネタバレのオンパレード注意!!※※※

凡例
見出しは「題名(収録本)」の形で記述、収録本の名前は、
未来:未来いそっぷ(≠未来人の家)
番号:番号をどうぞ
夜の:夜のかくれんぼ
きま:きまぐれロボット
どこ:どこかの事件
おみ:おみそれ社会

イソップ村の繁栄~アリとキリギリス~(未来)
 人生初の星新一のショートショート。寓話を皮肉ってて当時(小5)の僕は衝撃を受けた。

シンデレラ王妃の幸福な人生(未来)
 「絵本にありがちな『シンデレラは王子様と結婚して幸せに暮らしました。めでたしめでたし。』のその後」かと思いきや、「『幸せに暮らしました。』の一文で済まされる部分の詳細」だったというオチ。ショートショートにしては長めなのもオチの為の布石なのかな。

頭の大きなロボット(未来)
 俺的三大印象に残っているショートショートの1つ。エヌ氏も出るし、秘書ロボットとかいう近代SFだし、オチも分かりやすいし、星新一の入門に最適なんじゃないか?

ある商品(未来)
 俺的三大印象に残っているショートショートの1つにして最弱(唯一タイトル覚えていなかった…)。この話に出てくる宇宙人は「斬新なこと思いついた!と思ったらだいたい星新一がもうやってる。」パターンだと思っている。この世の作品に登場するキャラクターの中で、「第一印象は良いが、思惑はゲスかった」部門第一位だと思う。

余暇の芸術(未来)
 残念ながら労働時間は短くなってないけど、現代の予言だよね。これって「絵師@twitter「下手ですが^^;」→ぼく「ホント下手だなwwwww」→ブロック」の世界だよね。と思ったらオチが僕の胸にグサグサ刺さるオチだった件。

おカバさま(未来)
 俺的三大印象に残っているショートショートの1つ。改めて読むと、落ちも弱いしどういうということもない普通の星新一のショートショートなんだけど、なんか大好き。

企業内の聖人(未来)
 無能社員に手を焼く話。自分自身が無能社員なので読んでて気持ちが沈む。でも大丈夫!こんなに聖人じゃないから!(幸せの公式風)

番号をどうぞ(番号)
 これも星新一予言シリーズだよね。俺も番号思い出せないよ~。

帰郷の手続き(番号)
 これも星新一予言シリーズだよね。何でもかんでも税金・手数料取られるっていう。

夢のような星(夜の)
 「その星のことが気になって、気がおかしくなる奴もいた。」の部分が弱すぎない?しかも、その連鎖が宇宙中で起こっている訳でしょ?

幸せの公式(夜の)
 ブラックなことを散々書き連ねてると思ったらオチが一番ブラックだった。

支出と収入(夜の)
 星新一お得意のループものかと思いきや、オチの一言「このシステム、末端のほうでは、だいぶ質が落ちているようだな」が面白かった。

うすのろ葬列(夜の)
 「教えてくれないから分からない」「聞かれてないから答えない」という一部界隈では「ゆとりwwwwwwww」となりそうな話。オチは「つきまとう男たち」に似ている。

つきまとう男たち(夜の)
 一番大事にされているはずなのに何も利益が得られない、むしろ損ばかり。と、思いきやオチでひっくり返される。オチは「うすのろ葬列」に似ている。

キツツキ計画(きま)
 犯罪計画モノって、だいたい「計画が失敗」か「計画は成功するがどこか穴があった」のパターンだけど、これは後者。その穴が以外。

上役の家(どこ)
 数々起きる怪奇現象→1つトリックが分かる→な~んだいたずらかw→○○とか××とか△△とか面白かったよw→えっ?○○は知らないよ?→ヒェッ(○○だけは本物だった!) というホラーにありがちなパターンに対する皮肉ですねw

入会(どこ)
 名作と聞いていたので楽しみに読んでみたけど、な~んだ殺人に協力すんのは1回だけなのか~とちょっとがっかり。

林の人かげ
 不吉なことが起こるぞ・・・起こるぞ・・・起こるぞ・・・起きなーい!!それどころかいいことが起こる。しかし、どんでん返しが来るぞ・・・来るぞ・・・来るぞ・・・来なーい!!というパターン。ベタな展開のアンチテーゼだから面白いんだけど、結局は何も起きてない普通の話なんだよねw

ねずみ小僧六世(おみ)
 「おみそれ社会」収録作は星新一のショートショートにしてはロング(それでも30ページぐらいだから十分ショートなんだけど)。これはこれで読みごたえがあっていいですね。「どうせ盗まれるんだろ?ほーら盗まれた!」となるにはなるのだが、ねずみ小僧六世のトリックは分からず思わず感心。そしてスッキリしたオチ。

ああ祖国よ(おみ)
 同じく「おみそれ社会」より、星新一のショートショートにしてはロング。なんか日本という社会をよく皮肉っているような気がする。

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