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~続・卑弥呼が主人公の大河ドラマはできないのか?~ 「倭の女王・卑弥呼」「親魏倭王・卑弥呼」を読んでみた

~卑弥呼が主人公の大河ドラマはできないのか?~考察してみた 他: 麦茶屋蒼次郎の雑感ブログ
前回の記事↑で「確定的な資料が無いから卑弥呼が主人公の小説が無い。小説が無いから大河ドラマにできない。」と書きましたが、卑弥呼が主人公の小説、豊田有恒著「倭の女王・卑弥呼」(第一部)「親魏倭王・卑弥呼」(第二部)を見つけたので読んでみました。

[○○の大河ドラマはできないのかシリーズ]
松永久秀 山中鹿之介 卑弥呼 ・続 一遍

作中での卑弥呼・邪馬台国
 作中での卑弥呼および邪馬台国の設定(採用されている説)は、邪馬台国九州説で、卑弥呼は朝鮮半島から九州へやって来た濊人(えじん:騎馬民族)の頭領の娘となっています(母は漢人の娘)。卑弥呼にいたとされる側近の男は男弟という名の弟で、卑弥呼の後継者とされる壱与は、卑弥呼の孫(息子の娘)となっています。

大河ドラマにできるか・・・?
 第一部「倭の女王・卑弥呼」は九州(筑紫地方)統一まで、第二部「親魏倭王・卑弥呼」は朝鮮半島を経て漢(魏)を目指す。という流れ。
 第一部は、両親を殺され逃亡の旅から始まり、超能力に目覚め、最終的に邪馬台国の女王となる・・・。と非常にわかりやすい主人公のサクセスストーリーなので、非常に楽しく読むことが出来ます。第二部は朝鮮半島冒険パートが長すぎるのでグダります。僕は確実に読むペースが落ちました。
 で、「大河ドラマ:卑弥呼」はできるか?と言われると、答えは「いろいろと難しい」と思われます。理由は3つ。
1.用語が難しい
 ↑にも濊人・男弟等、読みづらい単語名人物名が出てきますし、当時の文化や情勢などの用語解説が何かと必要になってきます。今年の大河ドラマ「真田丸」でも信長の野望っぽい3DCGでの状況説明などが行われていますが、「大河ドラマ:卑弥呼」では頻繁に解説パートが入ることになってしまうと思われます(テロップやナレーションの解説だけじゃおっつかない)。
2.SEXシーン多すぎぃ!!
 第一部での卑弥呼はSEX狂です。しかも近親相姦描写もあります。これはHNKとしてはいけませんなぁ・・・。
3.九州以外置いてけぼり
 「倭の女王・卑弥呼」を読んでいると、卑弥呼があちこちの"国"を旅し、攻められ攻め返しており、広大な舞台のような気がしますが、実際はせいぜい福岡・佐賀・長崎当たりの話です。「一方その頃大和(ヤマト)は中国地方まで版図を広げていた・・・」みたいな描写があるので奈良県~中国地方は触れられるのですが、東日本は完全無視です。すべての大河ドラマが日本全国を舞台にしているわけではありませんが、あまりにも舞台が狭すぎる気がします。
4.ネトウヨがうるさそう
 3で述べたように九州しか登場しない割に、第二部はずーっと卑弥呼は朝鮮半島にいます。単純に考えれば1年間大河ドラマを放送するうえで、半年間は舞台が韓国です。さらに、作中での卑弥呼は朝鮮半島と中国にルーツがあり、さらにさらに"騎馬民族の誇り"を持った卑弥呼は農耕民族である地元民(日本人)を見下しています。邪馬台国に漂着した呉人が文明を持たない邪馬台国(日本)を見下すシーンも何度も出てきます。
 こんな大河ドラマを放送したら、いわゆるネトウヨと呼ばれる方々から「【悲報】反日犬HK、とんでもない大河ドラマを作る。」「どこの国のTV局だ。」「俺たちの受信料で作る番組がこれか。」等々叩かれること必至でしょう。

まとめ
 確定的資料が無くても卑弥呼を主人公とした面白い小説は書けるが、大河ドラマ化はいろいろと難しい。

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