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「英語の複数形は数えられるものにsを付ける」って教えるのはもうやめませんか―他英語教育小ネタ

 今日は英語教育に関して提言。なお、実際の教育現場がどうなのかは知らんよ。英語教育に関する過去記事はこちら

「英語の複数形は数えられるものにsを付ける」って教えるのはもうやめませんか
 英語の複数形はsを付けるのが基本ですね(例:apple→apples)。しかし、水(water)はそもそも"複数"という概念がないのでwatersとはなりません。「グラス2杯の水」はtwo glasses of waterとなりますね。英語には可算名詞と不可算名詞があって、可算名詞は複数形になるとsになる名詞、不可算名詞はsを付けない名詞(と、いうか複数形が存在しない?)ですね。appleは可算名詞でwaterは不可算名詞です。
 で、それを小中学生におしえるときは「数えれるものにはsを付ける。数えられないものにはsを付けない」と教えていると思いますが、それって結局「数えられるもの」と「数えられないもの」の判断が分からないので意味ないんですよね。cakeは不可算名詞(数えられない)とか日本人には納得しがたくないですか?また、可算名詞の中でも数え方が理解できないものもあり、例えばメガネのglasses。メガネは2つのレンズがあるから(片メガネというのもありますが・・・)glassの複数形でglassesなのでしょうが、メガネは1つじゃん。っていう。pantsやchopsticksなんかもそうですね。
 結局のところ「数えれる」「数えられない」の考え方が英語圏の方々と日本人とは違うので「数えれるものにはsを付ける。数えられないものにはsを付けない」と教えるのはあまり意味がないんじゃないかなと思います。
英語圏の人「cakeは数えられない。」
日本人「えw数えれるっしょw」
英語圏の人「鯨は食べちゃダメ。牛は食べてもいい。」
日本人「え、どっちも食べちゃダメっしょw(どちらも"いただく"けどね)」
と、「数えれる」「数えられない」も「食べていい」「食べてはいけない」という考え方のように、その国々、人々の文化や宗教によって変わるのでしょう。

the ~~estやthe most ○○を「最上級」「最も○○」と訳すのはもうやめませんか
 続いては「最上級」について。Mt.Fuji is the highest mountain in Japan.~富士山は日本で最も高い山だ。この例文ならいいんですが、最上級にone of theが入ると生徒たちは「???」となります。Lily is one of the most beautiful flower.~ユリは最も美しい花の1つだ。「最もってのはナンバーワンなんだからそれがたくさんある(うちの1つ)というのはおかしい」ということですね。
 よく説明に使われるのは下図のような日本人の「最も」と英語の「最上級」の捉え方の違い。
Most
 日本人の言う「最も」は本当に頂点に君臨する1つのみ。英語の最上級は、ある程度上にあるものたちという感じ。
 だから「最上級」とか「最も」とか訳すのが悪いんですよね。ただ、one of theがない場合は日本でいう「最も」に当たるナンバーワンを言うことが多いし、どう訳せばいいのかというと最適な言葉がないので「最上級」とか「最も」とかと訳すしかないんですよね(「有数の」「屈指の」とかでも微妙に違う気がします)。
 日本語と英語には何の関係性もない言語同士なのですから、日本語に対応しない英語もあるし、英語に対応しない日本語もある訳です。

まとめ
・「食べていい」「食べちゃダメ」同様に「数えれる」「数えられない」の考え方も日本人と英語圏の人とは違うので単純に「英語の複数形は数えられるものにsを付ける」と教えてもあまり意味がない
・日本人の言う「最も」に合致する英語はないし、英語の「most」に合致する日本語もない。関係性の無い言語同士だから仕方ないね。
 なんというか「日本語→英語」とか「英語→日本語」となっているのではなく英語も日本語も独立した言語なのだから、完璧に日本語の考え方で英語ができる訳じゃないよということを分かってほしいです。語学を通じて文化の違いなんかを考察できると面白いですね。語学の専門家の方々はそういうことをされているんでしょうか?

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