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【ドミニオン】ルール考察:「ドミニオンは"ABC"」のB

 「ドミニオンは"ABC"」といいます。すなわち、Action Phase(アクションフェイズ)→Buy Phase(購入フェイズ)→Cleanup Phase(クリーンアップフェイズ)の順で行うという意味です。基本セットのルールブックにも書いてあり、初心者に説明すると「なるほどー分かりやすい!」と概ね好評です(経験則)。
 が、最近は、獲得時効果・購入時効果・廃棄時効果を持つカードが増えたことや、リアクションカードの種類や効果が増えたこともあって、もはやABCだけでは説明しきれなくなりつつあります。
 特にB。購入フェイズは購入時効果・獲得時効果を考えなければいけませんし、最近は購入フェイズ中にカードを廃棄することさえあるので、相当複雑になったと言えます。
 と、いうことで今日はABCのBである、購入フェイズに関するルールの考察と提案をしたいと思います。

※管理人のドミニオン歴や、これらの考察へのコンセプトはこちらをご覧ください

購入フェイズは"財宝プレイパート"と"購入パート"
 購入フェイズの流れは以下のようになっています。
Bphase_3
 購入フェイズに入ったところで「行商人」(繁栄)のコストが変動します。逆に言えばアクションフェイズ中は何枚アクションカードが場にあっても行商人のコストは8のままです。
 2~6の順番は好きな順番で構いません。銅貨銀貨金貨だけを使用するならいっぺんに場に出してもいいかもしれませんが、「賢者の石」(錬金術)や「銀行」(繁栄)、「豊穣の角笛」(収穫祭)などは、場に出したタイミングで価値が変わるので、意識した方がいいでしょう。また、「略奪品」(暗黒時代)は「場に出す」=「略奪品の山札に戻す」なので、場に出すかどうかの判断は注意が必要です。 豊穣の角笛等、一部の財宝カードは場に出した効果でなにかカードを獲得しますが、獲得するカードごとに10~13を行います。
 7で金量が確定したら、原則的にはこれ以降、財宝カードやコイントークンを場に出すことはできません。このように、購入フェイズは7以前と7以降で"財宝プレイパート"と"購入パート"の2パートに分かれています。
「「商人ギルド」(ギルド)の購入時効果で獲得したコイントークンはそのターンの購入フェイズ中には使用できない。」
「複数回購入できるときの1回目に「農地」(異郷)の購入時効果で「草茂る屋敷」(暗黒時代;避難所)を廃棄した際に、草茂る屋敷の廃棄時効果で+1ドローをしたら銅貨を引いてきたが、その銅貨はその購入フェイズには使えない。」
「gokoやほぼドミではコイントークンで過払いができない。」
これらのルールは全て、「購入フェイズが"財宝プレイパート"と"購入パート"に分かれており、一度購入パートに入ると財宝プレイパートに戻れない。」ということで説明が付きます。3番目は厳密には「gokoやほぼドミでは財宝プレイパートでプレイしなかったコイントークンで過払いができない。」となります。
 勘違いしがちなのがコイントークンで、「7金になったらコイントークン1枚払って8金にする」のような表現をされますが、財宝カードと同じタイミングでプレイするんですよね。購入パートに移ってから足りない!となっても追加は出来ませんし、逆にコイントークンが余っても取り戻すことはできません(使用した時点でコイントークンのサプライへ戻るので)。

購入時効果と獲得時効果
 8で購入宣言をします。これはルール考察をする際に、「ここから購入処理に入る」ということをはっきりさせるためのものなので、実際に宣言する必要はありません。
 9で購入時効果が発動します。購入するカードの購入時効果だけでなく、場に出ている「ならず者」「護符」「隠し財産」(すべて繁栄)「値切り屋」(異郷)「商人ギルド」(ギルド)の購入時効果も発動します。これらの効果の発動はプレイヤーの好きな順番で行って結構です。gokoやほぼドミでは「購入するカードの購入時効果」→「場に出ているカードをの購入時効果を場に出した順」で行うようです。
 10で獲得宣言をします。購入宣言同様、ルール考察をする際に、「ここから獲得処理に入る」ということをはっきりさせるためのものなので、実際に宣言する必要はありません。
 11で「交易人」(異郷)のリアクション効果を発動させます。「交易人」のリアクション効果は、獲得するカードの代わりに銀貨を獲得するので、それ以降の獲得時効果は「銀貨を獲得するときの」獲得時効果となります。
 12で交易人以外の獲得時効果が発動します。
 13の位置はここでいいのかちょっと不安です(10と11の間?)。
 つまり、購入時効果は交易人で獲得をキャンセル(銀貨に替わる)しても発動するのが、獲得時効果と違う所です。
 この記事を書くにあたって、カードをパラパラと見ていたのですが、獲得と購入がごっちゃになっていて、全カードの「獲得」と「購入」を(  )に置き換えられると、全部正しく埋められるかどうか自信がないです。

まとめ
・購入フェイズは"財宝プレイパート"と"購入パート"に分かれる。
・獲得時効果と違い、購入時効果は交易人で獲得をキャンセルしても発動する。
 ルールの中にはルールブックにも記載されている部分もあるのですが、おそらく、初めてドミニオンをプレイする人はルールブックを見ずに基本セットで「とりあえずやってみよ?」って感じにやったものだと思います。で、そのままあまりしかっりルールを確認することなく、最近のルールが複雑化したカードに触れて、混乱すると。
 まあ、そんなに細かいルールにこだわらず、仲間内でやるぐらいなら仲間の棋力ならぬドミ力と、その時の空気でルールを変える柔軟性も大事だとは思います。

※ルール考察に間違いがあったらコメント欄でお知らせください。

※各カードの説明はこちらをご覧ください。

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コメント

説明としてはABCのままでいいと思います。
A、B、Cのそれぞれの大項目の中に、更に細分化された中項目、小項目があるのはBだけに限りません。

B(購入フェイズ)の際に一番注意すべき点は「購入を開始する前に、使用する【全ての】財宝カードやコイントークンのプレイを完了しなくてはならない」(購入を始めたら、財宝カードはプレイ出来ない)だと思います。
そこをはっきりさせるために、確かに購入フェイズを中項目として"財宝プレイパート"と"購入パート"に分けると、わかりやすくなると思います。
逆に、その点さえはっきりさせておけば、購入フェイズはクリーンナップ・フェイズなんかに比べれば、かなりわかりやすいフェイズだと思います。

>「gokoやほぼドミではコイントークンで過払いができない。」

ほぼドミは知りませんが、お書きになっている通りgokoでは追加の支払い分まで含めてコイントークンを消費してから購入を始めれば追加支払いできますが、追加払いのコストを選択する際にコイントークンを消費することはできません。ただ、厳密にルールを適用した場合にはこれが正しい形になります。
リアルのプレイでは、財宝カードをプレイして名品などの購入を宣言した後に、改めて追加支払い分をコイントークンで払ってから追加分のコストを決めているのを見かけますが、これはルールを厳密に適用すると間違いです。
「追加でコストを支払ってもよい」と書いてありますが、これは改めて財宝カードやコイントークンをプレイしていいのではなく、「既にプレイされた財宝カードやアクション・カードから生み出された“コイン・プール”」から支払っていいことを示しています。
リアルのプレイで追加払い時にコイントークンを払っているのは、コイントークンは使うと置場に戻されるので、先に払うと数を覚えておく必要があり、それが面倒なので実際に数える必要がある時まで取っているのだと思います。

あと購入時効果と獲得時効果の話は、購入フェイズの話とは別の話として分けて考えて理解したらいいのではなと思います。

また初めての人相手には、購入フェイズに限りませんが、一通り基本を説明した後に、【サプライにある問題になるカードや組みあわせ(農地と交易人とか)だけ】追加で説明すればいいと思います。
またカジュアルで初めての人がいるなら、初めての人に対しては、その辺の細かいところは目をつぶって柔軟にやればいいし、そもそも面倒そうなカードはサプライから避ければいいと思います。

コメントありがとうございます。
コイントークンに関して、ぶっちゃけ実機でのプレイだったら後から過払い分を足すぐらいは大目に見てもいいと思うのですが、実機→gokoへの移行のことを考えると「厳密にはルール違反だよ」ということを知ってもらうぐらいはしておくべきだと思います。
「初心者には"廃棄"と"捨て札"の違いが分からない」と言われますが、同様に「追加でコストを支払ってもよい」も誤解される文面なのでしょう。
初心者相手に交易人等を使うのは「ドミニオンってめんどくさい」と思われてしまいそうで、やっぱり最初は基本セット+αのシンプルなカードでやって、楽しさを知ってもらうべきですね。

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