「○○が君のこと嫌いって言ってたよ。」は99.9%嘘だよって話
「だれだれが君のこと嫌いって言ってたよ。」的な告げ口はほぼ確実に嘘(冗談)だよっていうことを、解説していきます。昼ドラとかだとこれが大事件に発展しますよね。
まずは前提条件
今回の話はA,B,Cの3人がいて、Aがあなたです。
1.A,B,Cは全員互いに知り合い。(クラスメートや同じ職場的な感じ)
2.ACとBCの関係を比較するとBCの方が若干強い。(しかし1には反しない程度)
3.ABとCBの関係を比較するとABの方が強い。
この場合、Bが「CがAのこと嫌いって言ってたよ。」ってAに伝えたとしてもそれは99.9%嘘です。
何故そういえるのでしょうか?
誰も得しない
なぜならば、Bが「CがAのこと嫌いって言ってたよ。」ってAに伝えることによるメリットが三者にないからです。むしろ、デメリットしかない。
Aのデメリット
・Cに嫌われていると思い、ストレスを感じる。Cとの関係がこじれるかもしれない。
・Cよりも近い存在のBに、"いらんことをわざわざ"伝えられ、ストレスを感じる。Bとの関係がこじれるかもしれない。
Bのデメリット
・Cよりも近い存在のAとの関係がこじれるかもしれない。
・Cは「Aにはばれないだろうから」という思いでBに話したのかもしれないのに、それをAに話してしまったので、それがばれたらCからの信頼を失う。Cとの関係がこじれるかもしれない。
・A,Cや風の便りで聞いた他の人たちからの、Bへの風当たりが強くなるかもしれない。
Cのデメリット
・表向きはいい感じにしていようと思ったのに、Aとの関係がこじれるかもしれない。
・Bを信用して話したのに裏切られた気分になり、ストレスを感じる。Bとの関係がこじれるかもしれない。
となり、全員にデメリットがあります。BとCは自業自得感がありますが、Aは完全に被害者ですね。
Bは上記のようなデメリットがあるのに、Cの秘密をAにばらすでしょうか?
CはBによってはデメリットが生じるのに、Bに秘密を話すでしょうか?
つまり、「○○が君のこと嫌いって言ってたよ。」は99.9%嘘であり、冗談でしょう。
じゃあ、0.01%のホントってのはどんなとき?
では、Bが「CがAのこと嫌いって言ってたよ。」という事実をAに伝えるのはどういうときでしょうか。それは、以下の2つ。
Bにメリットが生じるとき
1つ目は上記のBのデメリットを覆すほどのメリットがあるときです。具体的にはAとCの関係が悪くなることで得をするDがいて、BはDの利益の恩恵にあずかれる。というパターン。うーん昼ドラっぽい。AB,BC(特にAB)の関係が崩れてまで、ACの関係を悪くするのですから、相当なメリットじゃないとやりませんね。うーん陰謀論っぽい。
Bがバカ
Bがリスクマネージメントができないただのバカというパターン。リスクマネージメントができないただのバカのBにそんな話をするCもリスクマネージメントができないただのバカ。ついでにAもバカ。
軽く聞き流そう
以上のように、「だれだれが(自分)の悪口言ってたよ」という告げ口は99.9%嘘なので軽く聞き流しましょう。多分、面白がってあなたに冗談を言ってるだけです。あんまり楽しい冗談とは思えませんけどね。
僕はこのパターンの話の時は全部、「ふーん、まあ嘘だろうけどね」って返してます。 悪口言ってた人よりも、「悪口言ってたよ」って告げ口する人の方が悪印象ってのもありますしね。
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